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トップページ > ブログ > 廃棄物処理施設 > 焼却施設(産業廃棄物処理施設の種類)
廃棄物処理施設

焼却施設(産業廃棄物処理施設の種類)

産業廃棄物処理施設の中でもその設置手続きの難しさの最高ランクに位置するのが「焼却施設」と言えるでしょう。
焼却施設では「焼却炉」で産業廃棄物を焼却することによって、産業廃棄物の減容、安定化、無害化などを一挙に行うことになります。
焼却施設はあくまで「中間処理施設」の位置づけにありますが、埋立や海洋投入に限られた「最終処分場」に近いです。
その結果周辺環境に対しては最大限の配慮と対策が必要であり、新規設置だけでなく老朽化に伴う建て替えにおいても非常に複雑かつ細かな申請手続きと時間を要します。
当社でも行政書士法人として私が中心になって申請手続のサポートを行っておりますが、焼却施設は行政書士側としても一大プロジェクトです。
焼却施設には、その処理様式によって大きく分けて「固定式火格子炉」「ストーカ炉」「ロータリーキルン」「流動床炉」などがあります。

焼却処理の目的

産業廃棄物の「焼却」とは、燃焼作用によって産業廃棄物内の有機物を、可燃性ガス、炭素、油などに分解することを言います。
焼却処理を行うことによって、産業廃棄物のそのものの容量を大幅に減少させることが可能です。
その他の効果として、焼却処理を行うことによって産業廃棄物の自体の腐敗を防止すること、含有されている病原菌などを滅菌することが可能となります。
つまり産業廃棄物を「減容化」「安定化」「無害化」することができるということです。
また、廃棄物の処理という側面だけでなく焼却による発電や熱の利用によるエネルギー回収という側面も重要です。

産業廃棄物焼却施設(焼却炉)の種類

焼却施設として使用されているものは「焼却炉」ですが、既に書いた通り「固定式火格子炉」「ストーカ炉」「ロータリーキルン」「流動床炉」などの種類に分かれます。
それぞれ異なった特性を持ち、焼却処理を行う産業廃棄物の性質によって選択することになります。

固定式火格子炉

固定式火格子炉は、格子状に構成された火床で産業廃棄物を燃焼させて、焼却後の灰を火床の隙間から下に落とす仕組みです。比較的小規模な種類の焼却炉であるため、小容量の産業廃棄物を焼却するために用いられることが多いようです。

ストーカ炉

ストーカ炉は、大型炉から小型炉まであらゆる種類の焼却炉に用いられていおり、焼却施設の主流と言えます。
火格子を自動的に前後へ動かしながら廃棄物を攪拌し移送し、その上ストーカの下から送られ空気で廃棄物を燃焼させる施設です。
火床全体がベルトコンベアのように動く移送式・回転ローラー式や階段状に配置された火格子が動く階段式があります。
ストーカ炉は、紙くずや木くずなどの、発熱量の高い固形状の廃棄物を焼却するのに使われています。

ロータリーキルン

ロータリーキルンは、炉床を回転させながら産業廃棄物を燃焼させる焼却施設です。傾斜と回転により廃棄物を移動させて乾燥と燃焼を行います。
ロータリーキルンは構造がシンプルであるため、焼却処理ができる産業廃棄物であればほとんどのものを焼却することが可能です。
ただ、焼却炉の長さを一定以上確保する必要があるので、据え付ける面積が大きく確保する必要があります。

流動床炉

流動床炉は、炉の底に高温流動媒体(主に砂)を敷き詰めておき、底から空気を噴射して、高温で熱した砂と廃棄物を攪拌しながら産業廃棄物を浮遊燃焼させて焼却する施設です。
元々は粉体などの軽量な廃棄物を対象としていましたが、最近では比較的多くの種類のものを焼却することができるようになりました。
ただ、効率的な焼却を行うためには、あらかじめ産業廃棄物を一定の大きさ以下に破砕しておく必要があります。

ガス化溶融

ガス化溶融炉は大きく分けて直接溶融炉と熱分解ガス化溶融炉があります。
直接溶融炉は製鉄所の高炉の応用版であり、乾燥・熱分解された廃棄物が炉の下部で熱と共に溶融されます。
熱分解ガス化溶融炉はロータリーキルンや流動床等で廃棄物を熱分解し、熱分解ガスを溶融炉で燃焼してその熱で灰を溶融します。
いずれも焼却処理とスラグ化が一体として行えます。

いかがでしたでしょうか。

産業廃棄物処理施設の中でも焼却施設は設置手続が最も複雑なものです。
当社は行政書士の中でも数少ない産業廃棄物処理施設の手続きを得意とする事務所です。是非ご相談ください。

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